「インド人が見る日本」の2人目のインタビューは、インド銀行(Bank of India)東京支店の総支配人、ムニール・アラム(Muneer Alam)さんです。インドや日本でビジネスをする上で何か問題に直面したときに、どのように乗り越えてきたのか、ということなどについてお話してくださいました。来日したときに直面した問題をどのように乗り越えたか
世界各国は異なっていて、その国の人々もまた違います。海外でビジネスを成功させるためにはまずその違いを把握しなければいけません。私は、適応することが最も重要だと考えています。
現地のやり方や習慣を受け入れられなくては海外では成功しにくいと思います。
私も来日したばかりとき、仕事面でも生活面でもいろいろな問題を経験しましたが、それを乗り換えるために現地のやり方を受け入れるようにしました。それだけでほとんどの問題が無くなったと思います。
新しい環境を積極的に受け入れる姿勢を持てば、どんな問題でも必ず解決できることを確信しました。
ビジネスにおいて、インドと日本の間で大きく異なる点とは
サービス業において、何かを依頼した時に応じてもらえる可能性はインドよりも日本の方が高いです。
ある面白い話があるのですが、来週来客の予定があるので今週中にオフィスの蛍光灯を交換してもらうよう管理者に連絡をしたところ、「金曜日に交換に行きます」との返事がありました。
しかし、「約束しても来ない」というインドのやり方に慣れてしまっている私は、本当に来てくれるのかどうか最後まで安心できませんでした(笑)。
インドのサービス業界は、まだまだ日本のように組織化されていないという現状があります。
もう一つ感じることは、日本の企業は何かを決定するまでに長い時間をかけますが、一度決定されれば進行は割とスムーズです。インドの場合は逆で、決定は早いのですが実行に移るのが遅いというケースをたくさん見かけます。
今後の日本でのビジネスについて
弊社は60年前に日本に支店を設立してから今まで、在日インド人を中心に様々な金融サービスを提供してきましたが、今後は日本の企業との取引も拡張していきたく思っています。弊社は特に中小企業を対象としたサービスを考えています。
インド政府の協力もあり、昨今の不景気においても安定した経営を保っております。
弊社の口座を開設していただくことで、まずは高品質なサービス内容をご理解いただけると幸いです。
その土地のやり方を積極的に取り入れることは、簡単なようでなかなか実行が難しいと思います。しかしムニールさんは、問題が解決されることを信じてとにかく「受け入れる」ことができたお陰で成功へとつながったのだと思います。
「豪に入らば豪に従え」の重要性を改めて教えていただいた気がします。
後編は、日本での生活についてのインタビューを掲載する予定です。
関連リンク:Japan Branches, Bank of India
インタビュアー:アトゥール・ロクルカール(株式会社ジオマネージ代表)